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ライブ・レポート
2007年11月22日 丸の内Cotton Club

アヴェレイジ・ホワイト・バンド
Average White Band
Alan Gorrie(b,g,vo), Onnie McIntyre(g,vo), Klyde Jones(key,b,vo),
Fred “Freddy V” Vigdor(sax), Rocky Bryant(ds)

Cotton Clubでは1日だけという事で、かなり前からSistaに予約を入れてもらっていましたが、案の定超満員。アヴェレイジ・ホワイト・バンド は、もちろんPick Up The Peacesが最も良く知られていますが、いわゆるファンク・バンドとは一線を画してジャズ、ブルース色の濃いナンバーが多く、そこが魅力となっています・・・という事で、Cotton Clubも、この夜はBlue Noteを思わせる雰囲気に包まれていました。(ていうか、その後の日程はBlue Noteでしたが)

ステージ上でAlan Gorrieは、2006年のライブ盤「Soul & The City Recorded Live at B.B King's NYCでのナンバー から中心に演奏するぜ!」と語っていて、渋めのリズム&ブルース色の強いナンバーが中心だった訳ですが、超満員の会場は大受けで、Alan Gorrieは終始「してやったり!」って感じで面白かったです。Sistaと一致したのが、「誰かに似ていると思ったけど、Alan Gorrieって似てない?」「似ています。ジャック・ニコルソンにクリソツです。」

「McEwan`s Export」でFred “Freddy V” Vigdorのサキソフォンソロ、Alan Gorrieのベースソロで始まり、語りを交えつつも「When Will You Be Mine」で渋く決めた後、チャカ・カーンでおなじみのヒットナンバー「What'cha Gonna Do for Me」では、Alan Gorrieのボーカルと共にOnnie McIntyreがギターでリードを取り、一気に会場が盛り上がり。

メロウなナンバー「Nothing You Can Do」、「Soul Searchin’」では、Alan Gorrieと Klyde Jonesがファルセットでハーモニーを取って楽器を持ち替えながらの熱演に、Onnie McIntyreのギターソロ、Fred “Freddy V” Vigdorのサキソフォンソロ。

「Soul Searchin’」に続く「Oh, Maceo」は、アヴェレイジ・ホワイト・バンドがリズム&ブルースに傾倒する真骨頂といった所なのかな。Onnie McIntyreのリズムギターのリフはファンキーで心地良いネ。

「Work to do」「In The Beginning」といったソウルフルなナンバーが続き、73年のアルバム「Show Your Hand」に収録されていた「Put It Where You Want It」を演ってくれました。この曲は、クルセイダーズ(Joe Sample!)72年のアルバム「CRUSADERS1」に収録されたインストゥルメンタル・ナンバーに歌詞を付けた曲で、この辺りの泥臭いブルース魂にはグッと来ました。笑顔がジャック・ニコルソンに似ているかどうかはさておき、Cotton Clubも2周年という事で、Alan Gorrieの音頭で会場全体が乾杯しつつも全員総立ちの中、Pick Up The Peacesで〆め。・・・という事でCotton Club最高。

McEwan`s Export
When Will You Be Mine
What'cha Gonna Do for Me
Nothing You Can Do
Soul Searchin’
Oh, Maceo
Work to do
In The Beginning
Put It Where You Want It
Pick Up The Peaces

<COLEZO! TWIN>アヴェレイジ・ホワイト・バンド