|
Live Report
2009年11月27日 六本木・ビルボードライブ東京
B.T.エクスプレス
Dennis Rowe(per)
Jamal Risbrook(b)
Neil Edwards(sax)
Julian Meyers(sax)
Charmel Rogers(g)
Sam Manigault(key)
Leroy Chisolm(ds)
Valarie Adams(vo)
ここ最近、これは行っとかなきゃ!と思うライブが延々と続いていて、その後の余韻がずっと尾を引くものだから、もうたまらんぜ・・・言う事で、行ってまいりました。
まずはBT特急、待ち合わせで、最近気に入っているカフェに、偶然にもSistaと同時に到着という若干、よくわからない展開で幕開け。
「B.T.エクスプレスっていうと、あれでしょ、あの汽笛の鳴るやつ!」
「そりゃ、確かにヒットしたけど、あいかわらず年がばれますよ。普通はHave Some Funなんです。僕的にもDo It ('Til You Satisfied), Peace Pipe, Shout It Outの辺り。ところで、今回は予習なしっしょ?」
「もちろん、あたしも予習なし」
最近の活動の話は、ライブアルバムがリリースされていた程度でほとんど伝わってこなかったので今日のライブはうれしい限り。ロビーで、アフロヘアのGentaさんにお会いした。Funky BarのGentaさんは1stに来ていたとの事、
「Peace Pipe演りました?」「もちろん、しょっぱなからNon Stopですよ!」
ところで、今回、一緒のテーブルになった女子2名は、ほとんど曲を知らないんだけど、面白そうだから来ました!との事で話題が盛り上がったんだけど、最近行ったライブがBlack Eyed Peasだったそうで、年の話はやめることに・・・
・・・という事で、ファンクの名門グループは、女性ボーカルValarie Adamsを真ん中に従えての登場。まずは、彼らのキャッチフレーズにもなった感があるSmokin'のカッコ良いフレーズでおなじみのPeace Pipeで出発、Valarie Adams、若干、森公美子さん的でありましたが、荒削りの入った太いボーカルで、めちゃカッコ良い。Shout It Outで炸裂って感じかな、それにも増してこのバンドの屋台骨とも言うべきJamal Risbrookのベースラインがワイルドで渋い。さりげなく弾き出しながら低音のボーカルでValarieとリードを取る辺りは風格といった所か。ホーンセクションがフルート、ソプラノ・アルト・テナーとサクソフォンを持ち替えながら、和の趣を思わせるイントロが強烈なファンク名曲Do You Like It、続いてValarie Adamsがリードボーカルを取るThis House Is Smokin' のブルースバージョンからそのまま原曲へ。この方のブルースはシビレるねえ。そして、アルバム1980に収録されているファンク秀作Give Up The Funk (Let's Dance)が続く。やっぱりJamal RisbrookのベースラインとDennis Roweが叩き出すパーカッションをずっと追っちゃいました。
ここでスローナンバー、Alwaysからオリジナルのフレーズを交えてSweet Thingを続けて、ブルースっぽいゴスペルスタイルで熱唱。そして、No.1ヒット曲Do It ('Til You Satisfied)はベースラインでGood Times、Thank Youを交えての長尺ファンク。全員総立ち、さすがに、ここでバンプは踊れないけど、隣のテーブルのソウルファッションがお洒落なお父さんの踊りがカッコ良かった。佳境に入ってお約束のHave Some Fun、やっぱりみなさんこの曲がお好きなのね。生フルートが心地よい。最後は、Soul Makossaを交えて、日本の洋楽チャートでも大ヒットしたExpress、トライアングル、カウベルを響かせながら強烈なサクソフォンで〆め。今回、残念ながらGive It What You Gotは演らかったけど、存分にイカせて頂きました。
彼らは、結構気さくな方達で、最後にJamal Risbrookに一つだけ聞いてみました。
「今回、ステージで11年ぶりの日本でのライブとお話されていましたが、何かニューアルバムとか控えているんでしょうか?」
「ニューアルバム? ハハハ!そういう訳じゃないんだ。俺達のグッド・ファンキー・ミュージックを伝えていきたいのさ。わかるだろ!」
もちろん、合点承知の助、Keep the Funk Aliveでござんすという事で、BT特急は終着駅・・・ていうか、此処まで来たんだから、ブラス・コンストラクションとかカシーフ辺りもぜひライブをお願いしたい所。
|
|