2006年11月3日Cotton Club
今回はSista R様とご一緒。お互いディープなソウル話で、俄然、期待感が高まります。
エモーションズは姉妹グループです。Stax/Voltより“So I Can Love You”をリリースしたのが1962年ということですから大御所ですね。72年Staxのコンサートを中心に描いた映画「ワッツタックス」では、教会のシーンで出てきます。(※1)
Wanda, Sheila, Pamelaは、大ヒットアルバム「リジョイス」のジャケ写の3人。Columbiaでの最初のアルバム「フラワーズ」に参加しているのが、お姉さんのJeanetteで現在はメンバーから離れている様です。
「10年前に日本に来て、その後も他のアーティストと日本に来ました」みたいなことをステージで話していましたが、96年10月の日比谷野音では、OHIO PLAYERS、CAMEOなどのアーティストが来日してのライブだった様で、その際はJeanetteが来ていた模様。(※2)
今回のドラマーの方によると、その時もエモーションズと一緒に演奏されたとの事でした。
ライブは、ゴスペル色あふれる熱唱で、声域が広く、深い感情表現と共に芸達者で、スキャットなどを交えて全身全霊で歌いこむ姿に、強く感動しました。
Wandaは、「Blessed / 愛の恵みを」を歌い終わった瞬間、感極まってしまったのでしょう。すっとステージの袖に下がり、後ろを向いて涙を流していました。そして、観客の大きな拍手とともにステージに戻りました。
また、印象的だったのは、最前列の女性のお客さんにマイクがふられた際、この方が即興でリードを取って歌い上げ、会場は大喝采、お客さん上手い!これにはエモーションズも大満足。
Rejoice / リジョイス
「リジョイス」収録
I Don’t Wanna Lose Your Love / 恋のチャンス
「フラワーズ」収録
A Feeling Is / フィーリング・イズ
「リジョイス」収録
So I Can Love You / ソー・アイ・キャン・ラヴ・ユー
「ソー・アイ・キャン・ラヴ・ユー +2」収録
Show Me How
「Untouched」収録 Stax/Volt
Walking The Line / 輝く地平線
「サンビーム」収録
Flowers / フラワーズ
「フラワーズ」収録
Blues
Pamelaは、Baby Sisterということで紹介され、シカゴのお話、そして、ブルースをソロで披露。(ここは曲名不明・・・)
Key To My Heart / 心の合鍵
「リジョイス」収録
Blessed / 愛の恵みを
「リジョイス」収録・・・泣けました!
Don’t Ask My Neighbors / 涙色の天使
「リジョイス」収録・・・やってくれました!
Boogie Wonderland / ブギー・ワンダーランド
ギタリストの方がリード・ボーカルを取り、with Emotionsで炸裂。
ガンガン踊っているブギー・ワンダーランドのPVを思い出しました。
アース・ウインド&ファイアー「黙示録」収録
Best Of My Love / ベスト・オブ・マイ・ラブ
「リジョイス」収録
アンコールも、この曲で大盛況、会場総立ちの中、終了。
Columbia時代のヒット曲が中心でしたが、モーリス・ホワイト、Sheila, Wandaによる曲も多く、アース・ウインド&ファイアーのファンも大満足だったことでしょう。
偉大なソウル・グループのライブを拝聴できたことは、ずっと記憶に残ることになりそうです。Cotton Club最高。
(※1)新高円寺のソウル・バー「Juke Box」の安井様、教えて頂き有難うございました。ライブに向けて、しっかり(?)予習ができました。
(※2)Sista R様、解説有難うございます。