Disco Time machine - Back

  広島 Soul Train Gang   J.B's Night

Sat 17th April 2004

自分がグルーヴを感じられる音で楽しく踊ることは、ある時点には流行の波を乗り越え、またある時点では記憶の波間に消え、繰り返しながらいつの時代にも脈々と終わることなく続いています。それは一つの文化とも言えますし、人間の中にある、目に見えない何か熱い存在が形になって現れたモノではないでしょうか。さて、今回は広島で夜更けのSoulファンに最もディープでしかもフレンドリーな店としてDisco Time machineが一押しのSOUL TRAIN GANGで行なわれたJ.B’S NIGHTに参画したレポートです。

2月下旬にイベントの実施案が同店のゼネラルマネージャーでDJを担当する美佐子さんから出され、3月に入り日程が決定されました。発端はライブやパーティーはオープンから3年目を迎え既にノウハウが確立されてきている反面、本来最も 特長を出せる部分がお客様に充分伝わっていないと感じられられたことが最大の理由でした。ここ2〜3年、東京を中心に昔のディスコシーン再燃がメディアに登場し目にする機会もありますが曲は70年代終盤〜90年代が中心です。同店においても数千枚のレコード&CDを保有し60年代からのSoulをかけますが、70年代後半〜80年代前半中心で少なくとも広島で他店との違いを明確にするに至っていないことは事実でした。お客様を楽しませることが出来て他店との違いをアピール出来るポイントは何か、ベースはスタッフが盛り上げること、でもまずスタッフ 自身が楽しくなければお客様を楽しませることはできません。シンプルに核心を追求すること、一過性の流行物や物まねの作り物ではなく、本物に魂を入れること、それが究極に通ずる道と再認識されたのです。
オーナーの平本代表と美佐子さんは学生時代からSoul全盛期(70年前後)をリアルタイムで港区のダンスフロアに居て 、当初はお客として、後に店のスタッフとして実際に見てその熱気を体験した方達です。また、若手スタッフのカツヒロ君とオサム君も真面目さと前向きな姿勢で、接客はもちろんDJとしてその力量は 、日々向上してきています。つまり設備投資と人材育成は確実に積み重ねられてきており、今度は一歩前に踏み込んだ、目に見えた形に表現するファーストステージ、それが今回のイベント企画だと言えます。

                 

 テーマは「板張りのダンスフロアでミドルエイジを中心に大人が踊れる店造り!」とでも申しましょうか。そして、イベントの枠組みは...
1.メジャーでナンバーワン!現在でも現役 KING OF SOULJames Brown
 及びJB'Sで60年代後半から70年代のSOUL全盛時代を中心に選曲 。
2.曲により当時のステップを再現しリアルタイムで体感、当時を懐かしむ方
 から20代で初めての方までを対象、アナログの音で楽しく踊れれば当然フ
 リーダンスでもOK

 ※少なくとも副参事Mは 、広島でこの頃のイベントは見かけていません!
...と言う訳で全員のベクトルもバッチリ一致し、具体的なオペレーションの内容検討へ! 副参事より方針確認と若干の提案事項、選曲リスト記入表の素案を提出しスタッフ一同が取り組み開始。

スケジュール
1.イベント実施日 4月17日(土)、スタートは22:30で2時間を予定、
  事前にフライヤーの作成と配布!
2.スタートMCは美佐子さん(平本代表の可能性もあ るが、土曜日は姉妹店
   OUR
 GANGの営業メインであり基本は美佐子さん以下4人で運営)
3.DJはオサム君→筆者(なぜか副参事のM?)→カツヒロ君→美佐子さんの順
  番でそれぞれ30分間の持ち時間で選曲、流れは自分で考える、他のDJ
  と多少曲の重複はあってもあまり気にせず各人の個性が創る流れを重視。
4.今迄はDJブースに入ってもリクエストされた曲をかける際のみに入れてい
  たMCを少なくとも交代の際に次のDJを自分の言葉で紹介することで実施。
5.フロアでの踊りの盛り上げ(ステップを教えることを含む) 
追加 .当日のお客様の入り具合によりカツヒロ君とオサム君は接客中心となる可能性も懸念されるので副参事は最低1時間位こなせる選曲を要準備...

 心の中で「え?俺?」などと色々と試行錯誤をしておりましたが、あっと言う間にイベント当日を迎えました。
              
22:30!! いよいよ美佐子さんの挨拶、若手ナンバー1のオサム君が紹介されてイベントスタート!DJブースにはやや緊張した面持ちながらいつもの爽やかな笑顔の彼が選んだ記念すべき1曲目はHot pants しかも、一ひねりしてオリジナルではなくリミックス版 。メロディーラインはそのままに、今流行っていても不思議はないアレンジです。早くもフロアには美佐子さんを筆頭にディスコ大好きで常連の大人の方達、ミワさん、ノリコさん、ヒロ君、そして判り易い踊りのT主任(Disco Time machine広島駐在のサポートでPHOTO担当)が踊りはじめています。

 おっと副参事Mも一歩出遅れましたが 、そのタイトル通りHot Pantsのステップで応戦開始だ !オサム君自身はリアルタイムで経験していないわけですが、彼の曲のコーディネートはフロアで踊っていると素直で新鮮に感じられます。因みに選曲は、People get up and drive your funky soul , Do the funky penguin , It’s a new dayで 、お馴染みの曲を含め彼なりの工夫が感じられました。
2番手は副参事、まずステップ自体はシンプルですがセンスが問われると言われる踊りの一つでブレイクダウンをPass the peasGet on good foot(当時は通称グッドフット)でチョイス、さあ行ってみよう!お次はSuper badCan’t stand itをポップコーンセブンで踊って頂き、オリジナルのHot pantsLicking stickGiving it up or turn it looseをサイドウオークで、最後はKING OF SOULの中でも超メジャーナンバー投入!Sex machine(5分18秒のロングバージョン)で皆様ご満悦となり何とか無事に持ち時間もスキルも一杯一杯。



 3番手は60年代〜90年代迄を総合的には同店で曲名とアーティスト名を一番把握している?人物、カツヒロ君を紹介。何を選ぶかはその日の雰囲気でセレクトすると言ってた彼のセンスに注目です。まずは無難にFunky presidentGet up offa that thing、次はLyn CollinsRock me again×6TimesMaceo ParkerPass the peasを。で頭出しSex machineと思いきやJame’s on the loose、それからMother popcorn、締めはやはりSex machineで、え!でも何とこの手の曲で何とループ?を入れてきました。頭の「onetwothreefour!」を3回、「実は密かに練習していたなコイツは!」と叫んでしまう副参事M…。James BrownJ.B’S、そしてそのファミリーも重視した選曲でした。
気が付くと平本代表が進行状況のチェックに来られた?と思ったらフロアを更に盛り上げる為に美佐子さんと夫婦の息もピッタリに踊り始めました。他の人と基本は同じかもしれませんが、明らかにキレの違うリアルタイムで磨き上げた技が炸裂です。特に美佐子さんのファンキーブロードウェイは「本気で踊るとこうなんだ!」と思わず言葉が出る様な光景でした。(まあ百回説明するより一度ご覧になれば判りますよ皆様...)
でも2人が踊る姿は技と同時に楽しさが伝わってくるからより一層光って見えます。やっぱカッコイイッス。

 カツヒロ君のパートが終了しDJブースには真打、美佐子さんが登場です。
なぜかスティービーワンダーの曲?が流れ、何と記念すべき第一回目のイベント開催日が美佐子さんのBirthdayとの情報が。事前に知らされていなかった為額に汗を光らせて踊っていた一同ビックリでした。空かさずノリコさんは流石!
気配りがすごい、ちょっと店からいなくなったと思ったら花束持参でご帰還です。ここでステップ大好きなヒロ君からJ.B’S NIGHTではありますが、バスストップが踊りたいと懇願され 、若干路線を外しミーハーさタップリのお馴染み過ぎるThat’s the wayで向かい合って一列に 。
「ああ、やってしまいました...」

               

 さて曲を本線に戻してJames BrownのナンバーでGot youStone to the boneGet on the good foot、お次はJ,B’SGivin’up food for funkMaking love、そしてもう1曲 FredJ.B’SDamn right , I am somebodyで終了です。若干時間が延びて日付が変わった1:30でイベントが終了。
4:30閉店時に姉妹店のOUR GANGから戻られた平本代表に今回のイベント実施に関してご感想をお伺いしたところ「まず、J,B’S NIGHTにご参加下さいましたお客様、本当に有難うございました。」「試行錯誤の部分もありましたが、コンセプト通りの内容で常連のお客様を中心に1回目として形に出来たという点では良かったと思います。」
「課題となった部分も実際にやってみて判ったこともありましたので我々スタッフ一同が共通認識を持ち改善していきたいです。」
「今後のスケジュールとしては3ヶ月〜4ヶ月に1回、テーマを決めイベント形式でお客様に、最高のSoul Musicで心地よい汗をかいて頂ける様、磨きをかけていきますので次回は更にご期待下さい 。」

 課題が出てくると言うことは今迄見えていなかった事が見えてきた証拠ですし前に向かって進むスピードがアップしてくる前兆だと思います。本日の副参事M(お客様はもちろん)は 、心地よいと言うよりも盛り上がり過ぎて汗だくとなり大満足でした。また、広島SOUL TRAIN GANGが既存のSoulファンを楽しませてくれることに加え新たなSoulファン造りに向け確実に新たな第一歩を踏み出した記念すべき日になったと感じました 。



SOUL TRAIN GANG
広島県広島市中区新天地1-9 新天地レジャービルB1F
Tel. 082-246-4123
http://www.soul-t-gang.com/soul-index.html
「過去」「現在」「未来」が混在するショットバー。重厚なオーディオシステムが奏でる懐かしの'70〜'80年代の曲から、近未来的なCGの世界まで堪能できます。老若男女を問わず楽しめるアミューズメント・スペースを目指しています。生ライブも随時あり、カウンター席、ロフト、半地下など 変化に富んだシチュエーションをお楽しみいただけます。

OUR GANG
広島県広島市中区流川町2-24 蔵ビル4F
Tel. 082-248-0201
http://www.soul-t-gang.com/our-index.html
磨き上げられた石造りのカウンターに石垣を埋め込んだ壁。ボックス席は鉄格子で仕切られ、壁にはアルカポネの彫像が。禁酒法時代のアメリカをイメージしてみました。BOSEのPAシステムから流れる曲と 壁面に映し出される映像が一層盛り上げます。

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