Disco Time machine - Back

“The Soul Searcher”吉岡正晴氏
2006年7月1日 目黒ブルースアレー
Soul Searchin: The Session Vol.1

素晴しき夜は、まさしくStanding Ovationであった訳であるが、良いライブは本当に心に残る。しばらくしてから好きな酒でも飲りながら、友人と語ってその余韻に浸るのも良い。

ルーサー・ヴァンドロスは、土臭いソウル・シンガーというより、ポップ・シンガーとしての印象が強い。たぶん終着駅として目指した姿だったのだろう。70年代前半から活動を始め、80年代以降アメリカを代表するアーティストとなるが、Lutherとしてアルバムを2枚程出した後、ソロデビューする前に多数のアーティストの作品にセッション・シンガーとして関わったことは有名であり、Blue NoteでのCHICのライブの際にステージに上がったDiva Grayが出演して当時のエピソードが語られた。
生前、ルーサー・ヴァンドロスの来日は実現されなかったのだが、伝わっているエピソードはその柔らかい歌唱を彷彿とさせる話が多い。

この夜の語り部 高山広氏の芝居では、一人二役を演ずる内にルーサー・ヴァンドロスが乗り移り、一体となる様を垣間見ることができた。光と影、その繊細でナイーブな印象が高山広氏の横顔と重なる瞬間だった。


語り部 高山広
ある週末の深夜、武蔵小山Gekkoで、お会いできた。
一昨年、Soul inn CHAIHANEでのライブ以来で、
こちらは、その当時の幻のライブの模様である。

Stay Fly

6月4日学芸大前メイプルハウスにて、DO SO BAND LIVEがあった際、客席でLUTHER No.1 市村氏をお見かけした。

6月8日西麻布Club MでのSOULMOON主催のイベントU<O>Sでは、画家の岡 伸昭氏、“The Soul Searcher”吉岡正晴氏に偶然お会いし、此処でLuther No.1市村氏と再びお会いでき、深夜、お話をすることができた。

画家 岡 伸昭氏は、その独特な芸術活動でファンも多い。

BEAMS JAPAN B Galleryでの
Nobuaki Oka Exhibition Featuring “The Master Nick Okai”
「AFTER THE DANCE & Dancing In The Street」

ニック岡井氏のfoot artをご存知の方も多いと思う
http://www.beams.co.jp/beams/column/imai/imai_2004_01.html

この夜、岡さんは肉厚の手のひらを返しながら、絵画では対象の質感を感じ取って表現して欲しいという言葉が強く印象に残る。Soul Musicを心から愛しており、1枚のドーナツ盤の話題で〆。

6月14日表参道FAB
ブラザートム氏とLUTHER No.1市村氏のLIVE
ブラザートム 3days act.3

REAL BLOOD
http://www14.big.or.jp/~realblod/index1.html

LUTHER No.1 市村氏
http://www.luther-net.com/

Beautiful PeopleがB.P.だった、味の濃いSoul Show

Luther No.1 市村氏は、そのSoulfulな風貌もさることながら、褐色のヴェルヴェットを思わせる歌唱が会場を魅了した。ブラザートム氏とLUTHER No.1市村氏の持ち味は、異なるキャラクターの洒落た掛け合いに散りばめられ、Realなgroove感が伝わってくる。複雑に絡み合いながら、ブラザートム氏の歌唱、Rappin'は黒い。

LIVE終了後、“The Soul Searcher”吉岡正晴氏より、7月1日目黒ブルースアレーでのSoul Searchin: The Session Vol.1にお誘いを頂き、
Party ain't over...


ユアス
UNITING OF SOUL Vol.2
2006年6月6日
西麻布club M
SOULMOON主催のイベントU<O>Sユアスが、6月6日・西麻布clubMにて開催された。Special Guest DJ, DancerによるPerformance, STEWによるLive、Soul lockin’Battleといったプログラムがぎっしり詰まって20:00から29:00までというロングイベントで、既に2回目とのこと。ほんの一部しか拝見できなかったが、その主旨である“unite”については、会場中に満ちていた。

「一体化」

ところで、Soul Musicが好きな方の中には、Hip Hopに若干の抵抗感がある方がいると思う。その社会的背景を理解することの難しさを感じ、幾つかの楽曲にはいかがなものかと思わざるをえないものもあるからだろう。僕の場合、Dancerの世界は正直疎かった。Hip Hop Cultureの中でもDancerの分野は、Kids Cultureのイメージが強く、Coolな大人になりたくてRhythm and Bluesに夢中になり、感覚の解放などと称するDiscoに夢中になっていったプロセスとは逆のプロセスというイメージがあったからだ。(勿論Cooolになれた訳ではないが・・)

何時しか、Soul MusicはClassic Soulと呼ばれるようになり、新しい音楽は、皆、R&Bになった。BillboardだってHot R&B/Hip Hopだもんね。Hip Hopのイベントは、2年前、新木場STUDIO COASTでのOUTKASTのLIVEに行った以来で久しぶりだったんだ。(Big Boiだけだったけど・・)OUTKASTは新作が出るらしいし、ていうか、まずMIGHTY“O”が出ている。サウスは良いよ。three 6 mafiaとかね。


CoolかCoolじゃないかは重要である

この夜、切れ味の鋭い若いDancerの一瞬の身のこなしに、大いなる爽快感を感じた。Hip Hopが現在のメインストリームであることを再認識させてくれて、内なるミーハー心に気づかせてくれた、このイベントにStanding Ovationを贈りたい。

STEW LIVE
オリジナルを聴かせてくれた
Vo NAOKI
Dr YOSHITAKA
G  YOTA
B  SHINJU